みなさま、ごきげんいかが
北大路アオアザでございます
今年もそろそろあの季節が近づいてきた
あれあれ、あのいやなやつ
人の体重とかわざわざ知りたがるいやなやつ
わたしの焦りを知ってか知らずか
娘からのディスりがとまらない
あの悪気ないディスり、故、マジなやつ
週末、東京へひとり旅をしてきました
お江戸はやっぱりええですな
ひとりで旅をすると自由ですがさみしくなる
ひとりのごはんがさみしいとか、
ひとりで何かをみるのがさみしいとか
そういうことじゃなくてなんていうか
ざっくりいえば、疎外感
さまざまな街にはそこで生まれ育った人がいて
どこへ行ってもその空気が漂っていて
そこから仲間はずれにされているような
勝手に感じるヨソモノ感
お江戸には、それがない
あの街はなんでも受け入れてくれる気がして
好きなんです
土曜日にさいたまであったとあるライブへ行き
翌日はミュージカルをみました
それを軸にして残りの時間に行きたいところをつめこむ
美術館へ行く
娘に東京限定のおみやげを買う
竹下通りでクレープを食べる
そして、そうよ、あれよ
銀座SIXへ行く
「アオアザ、土日はGSIX休みやで」
「臨時休館や」
「アオアザ来るし閉めはんねん」
ええ、ええ、それはそれはやいのやいの言われました
行ってやる、かならず行ってやる
行けないほうが断然おもしろいけど行ってやる
朝早く東京駅について六本木のスヌーピーミュージアムへ
ここ最近の涼しさが嘘のよう
真夏のような暑さでした、長そでやねんけどわたし
スヌーピーのかわいらしさに悶絶し
ショップでアホほどおみやげを買い
そのなかにみずちゃんに頼まれた限定のトートバッグ
でかい
でかいんですけど
自分の荷物よりあきらかにでかいんですけど
わたしこれ持ってこのあと観光するんですけど
いざライブ会場へ向かうため東京駅から電車に乗る
ホームはわかったけど並ぶ場所がわからない
地面になにかいろいろ書いてある
すると前に並んでいた女子中学生
察してくれ「次の電車はここで大丈夫ですよ」
え、ええ子やあ、ありがとう、おさげの子!
間もなく電車がきて、乗り込むとぼちぼち混んでる
女子中学生が空いている席へむかう、ひとつしかない
空席の前で立ち止まり、わたしのほうをみている、みている
え
うそ、まさか
ちがう、ちがうよ
わたし、ふわっとしたワンピース着てるだけだよ
見ず知らずのおさげちゃんに悪気なくディスられる
いや、ライブは3時間立ちっぱなしだし
そういうことにしといたほうがよかったか、切ない
名古屋で開催されたライブにも行ったのですが
さいたまのそれは、とにかくすごかった
泣いて笑って歌って踊って幸せな時間でした
興奮冷めやらぬまま、東京へ戻り
さあ行くぞ、もう22時過ぎてるけど行くぞ
待っててお銀座待っててGSIX
アパレルのショップはもちろん閉店してますが
銀座蔦屋書店はなんと23時半までやってるとか
働きますね、ちゃんと寝てるんですかだいじょうぶなの
エスカレーターからあの、やよいちゃんの水玉のやつみて
うっきうきで降り立った6階
人もまばらだなー空いててみやすいわー
え、ごはん屋さんもまだやってるの、何かたべよかな
そして気づきました
周りがカップルばかりだということ
ごはん食べてるのもお酒飲んでるのも
スタバでくつろいでるのも本読んでるのも
寄り添い楽しそうな大人の男女でした
べ、べつにっ
べつにうらやましくなんてないんだからねっ
おシャンティなアート本を眺め
初めてビッグブックの実物をみて「超でけえ」とつぶやいたり
自分の編集した本をみつけたり
座る男女比がぴったり半々のごはん屋さんをちら見し
おなかぐーぐーならせたり
じっくり閉店まで満喫し
コンビニで缶つま買ってホテルに戻る
ベッドの上で、テレビをみながら、
つぶ貝の白ワイン蒸しを食べる
ポテトチップスも食べる
こんなこと、ひとり旅じゃなきゃできない
次の日、美術館やらミュージカルやら竹下通りやら
すべてのミッションをクリアした話もあったけど
長くなったから、もうやめとこ