2015年12月31日木曜日

大晦日

みなさま、ごきげんよう
北大路アオアザでございます

いやあ
暮ですね
いちねんの最後の日
いかがお過ごしですか

わたくしはといいますと
絵に書いたような、ごろごろ
おこたに入り、テレビをみつつ、お菓子をつまむ
膝には犬
なんて幸せなのでしょう

そうです
こんなごろごろが実現できる桃源郷とは
実家でございます

もうすぐお寿司とケンタッキーを買いに行きます
ひゃっほう
年末年始脂肪天国

会社の大掃除をサボり
いやサボりたくてサボったわけじゃあないんですよ
念のため

早々と実家に帰り
大好きな友達に会って
食べて飲んで歌って飲んで
声が枯れるほど騒いだ翌日、また会って
高校生の気分で買い物して
ああ楽しい
自分が大人だなんてにわかに信じられない





そして、地元に帰ったら
行きたかったところ
新しくなった県立美術館

アプローチからわくわくです
年末の美術館はいい塩梅で落ち着いていて
展示もゆっくり見ることができました
地元の仏像が多かったです
展示ごとに手を合わせるわたくし
いいことあるかな
頼むぜ地元の仏様


ランチがね
とっても美味でした
それおかしいでしょ、採算度外視でしょ
ってくらいサラダがボリューミー
地元・久住高原で採れた野菜を使っているそうです
小鹿田焼もラブです



今年は身も心も断捨離がなかなかうまくいき
年明けから新たな気持ちで頑張れる気がします
あ、身体の断捨離はまだでした…
こ、このぜいにくめっっ

ともあれ
今年も1年ありがとうございました
来る年も変わらず、どうぞ、ご贔屓に



2015年12月17日木曜日

ぜいたくな平日

みなさま、ごきげんよう
北大路アオアザでございます

突然ですが、大掃除はしない派のわたくしです
寒い時期になぜにあくせくせねばならんのじゃ
つめたいお水に、おててがしもやけになるじゃないか
わざわざまとめて掃除しなくても
日々、きちんと掃除していればいいじゃあないか
してないけど
え?


最近のわたくしの周りのできごとといいますと

ひとつ
隣の席のO先輩が、フェイスブックを始めました
いまさら

ひとつ
新風館がなくなるとききました
つらい

ひとつ
夫が6キロ痩せたと自慢してきます
まじか

ひとつ
セール前にコートを買いました
またか

ひとつ
美容院で頼んでもいないのに髪を巻かれ
セット料金を取られました
むごい

ひとつ
シエスタのおばあちゃん化が止まりません
やむなし

ひとつ
シエスタがブログを更新しません
ならぬ

みなさんからも叱ってやってください
金曜日がそれと一応決めていたようなので
明日もしかしたら、ですが


そうそう
今月のはじめに、わたくし、エステにいきました
なんとセレブな
しかも有休つかって
ひゅー

以前にもご紹介した柳谷観音さん
★以前のブログはこちら↓
ショートトリップ・NAGAOKAKYO 後篇

ふだん公開していない上書院を貸し切り、
毎月1日だけエステが行われるのであります

以前、楊谷寺の奥さまからちらとエステの話を伺い
ぜったいぜったいぜったい行くっきゃない!
毎月第1水曜日のみ?
そんなん有休使うにきまってるでしょ

ということで『京都手帖』制作時期に妄想をふくらませといて
やっとここないだ行ってきたわけです

貸切の上書院のすんばらしいこと
ほっほっほ
しもじものものよ

ほうエステとな
くるしゅうない
マッサージとやら、するがよい

とかなんとか心の中で殿気分



ベッドからの眺め
見事な額縁

夢見心地の1アワー

12月なんで戸を閉めてますが
真冬以外は開けはなつそうです

うっとりするような時間でございました
正しい有休の使い方でありますわ

その後、三階へ案内され、
そこでお茶をいただきます

まったくのひとりきり



ごろんと寝そべり、ひとり、紅葉をながめる



今年はあったかいからか、少し、早かったようです
12月なのにね

ご興味のある方はこちらから

上書院Gokan+サロン



思いがけずいただいたプレゼント



「BUY」
「DON'T BUY」
買い物前にこのダイスをふって決めろ、とな

これまで心の中でダイスをふって
だいたい「BUY」が出ていましたが
これからは公平にジャッジができるわけです

納得するまでふるかもしれんけど
そういうもんでしょ
女っていきものは

2015年12月10日木曜日

もろもろ、掲載していただいてます

みなさま、ごきげんよう
北大路アオアザでございます

だいぶお寒うなりましたね

先月は娘の七五三でして
着物を着せて、わたくしも着て、
いつもお世話になっている友達カメラマンに撮影をお願いし
某神社へ参ったわけです

久々に着物を着せてもらいましたが
わたくし、着物がよう似あう
自分で言うのもなんやけど

ふつう、日本人女性とはいえ、着物を着る際には
着物が似合う体型にするために
胴体にバスタオルを何重にも巻いたりするわけです

ところがどっこい

わたくし、タオル未使用
いっちまいも、つかっとりません
イエス、イッツアジャパニーズスタイル

マイキモノ
ノータオル

娘はというと
これまたイッツアジャパニーズフェイス
そのうえ、見事なパッツンおかっぱ

ショウワデショ
ノーヘイセイ

あまりの昭和顔に、編集長が写真をモノクロ加工
これがまた、ものすごい昭和初期感
弊社発刊『昭和の京都』に掲載されていてもなんら違和感ない
お見せしたいところですが、乙女心を傷つけてもアレなんで


さて、話はかわりまして
いろいろと掲載していただいたのでちょっこし案内

ひとつめは『文房具&手帳 ベストバイガイド』
前回もご紹介いただいたGetNaviのムック版です
過去記事はこちら→



文房具好きにはたまらんのではないでしょうか
ざっと読みましたが、欲しいものがたくさん
チェックしまくり付箋はりまくりです

「このカッターすごくない!曲線が切れるって!」
と、興奮気味にO先輩に記事を見せたところ
「…で、それで何を切るの?」
ごもっとも
まったくもって宝の持ち腐れ




おおまかには以前と同じですが、掲載してくださりありがとうございます!

amazonではこちらから→『文房具&手帳ベストバイガイド』



そしてもうひとつは『小さな出版社のもっとおもしろい本』
昨年もご紹介いただいたアレです
過去記事はこちら→



二年連続掲載していただいていますが
なんらかの金銭的授与やら
なんらかの心身的売買やら
そういった癒着はございません
たぶん




今年も表紙にコンニチハ
編集部大集合です



どーんと1ページ
ありがたいことです

いろんな出版社のアレやコレやが載っていますので
ぜひチェックしてください
amazonではこちら→『小さな出版社のもっとおもしろい本』


先のブログで、
星野源のっとられ現象のち娘に白い目で見られる
をお伝えしましたが
あの娘、ついにやりました
あの娘も乗っ取られました

家に帰ると源ちゃん聴かせろコールがはじまります
車の中でも然り
風呂の中でも然り
アルバム曲のすべてを口ずさめるまでに成長いたしました
立派になりはって…!



ライブにいきたい
いまはただ、それだけ

2015年12月4日金曜日

新刊できてます 『京都うつわさんぽ』

みなさま、ごきげんよう
北大路アオアザでございます


スパン短いとか
もうちょっと読み手休ませろとか
さぼってたと思ったら極端かとか
そんなイケズなこと言いっこなしよ
好きなくせに
このっ このっ


無駄話は省略し、さっそく本題へ
そう、新刊ができています
『京都うつわさんぽ』



こちら、2010年に発刊した同タイトルを大幅に改定したもの
ご好評につきリニューアルです

前回の書籍と同じお店は14軒ほど
ぜんぶで64軒掲載しております
なので、2010年に買った方もまた、楽しめますよ




【第1章 うつわのセレクトショップ】より
HOTOKIさん
岩倉にあるお店です
陶芸家・清水久さんの工房に、ショップ・カフェ・陶芸教室が併設
って、なんてもりだくさんな
そしてこのオサレな空間!




同じく第1章より
Second Spiceさん
場所は河原町丸太町あたり
お料理ありきのうつわを提案
気張らず使うことのできるふだんづかいのうつわが揃います




間にコラムもはさんだり
こちらは「五条坂&茶わん坂マップ」
お盆前のあっついときに陶器まつりがある、あの辺りです
おまつり時期じゃなくてもこの界隈では上質のやきものを買うことができます




【第2章 使って楽しい古いうつわたち】より
「道具屋 広岡」さん
わたくし、蕎麦猪口が好き
左頁、三段目のいちばん右が好きだな、なんぼやろ、と思ったら
[表記のない価格は問い合わせ]とな
…時価!




【第3章 民藝と生活雑貨の店】より
「ロク」さん
こちら、2015年の『京都手帖』のコラムにも掲載させていただきました
わたくしも大好きなお店
沖縄のうつわが豊富なんですよ
その他の地方のものもたくさんあって、魅力的
小鹿田焼も大好き
それよりなによりこのロクさんで気になるのは
住所表記のビル名
[メタボ岡崎]
やだ、親近感わく




インスタグラムなどでよく見かける「木と根」さん
オサレインスタグラマーが、京都に来るとこぞってここへ寄るという…!
白磁のポットとうつわ、ええなぁ
そういえば高校生の頃、『白磁の人』というタイトルの小説を繰り返し読んだ記憶が…
繰り返し読んだことは覚えているが、内容はすっかり忘れているという…
うん、そんなもんだ
脳内常上書保存
いたしかたあるまい




【第4章 うつわもおいしいカフェと料理店】より
「まつは」さん
わわわ、おいしそう…
おなかすいてきた…かと言ってこんなの作れない…
食べに行く財力もない…
残酷



陶器まつりで買った清水焼ですって!
このうつわ、すてきー!
そしてチーズが…ああもう…
あれ?700円ってお手頃じゃあないですか
今度どなたかご一緒しませんか
殿方希望




初心者向けのこっとう知識や




うつわの基礎知識や、うつわのことばを解説したページも

ショップやギャラリーの地図ももちろんありますよ


そんな使える1冊
ぜひどうぞ
amazonではこちら→『京都うつわさんぽ』



最近買った星野源のアルバムをエンドレスリピート
毎朝、台所ではラジオを聞いていましたが
わたくしは星野源にのっとられました
のっりのりでリズムをとりながらパンを焼いていたら
娘が静かな目でわたくしをみていました
受け入れなさい
これが、あなたの母です

2015年12月3日木曜日

新刊ですよ『Christmas』

みなさま、ごきげんいかが
北大路アオアザでございます

いよいよ師走になりましたねぇ
南座にまねきもあがったようで

突然ですがわたくし、年末が好き
特に、クリスマスから大晦日までの期間
あのあわただしいんだか、のんびりなんだか
いよいよ終わるなぁという、わくわく週間

大晦日、紅白みながら10チャン(日テレ)もみて
おこたでみかん食べてアイス食べて
そばつくって食べて
食べてばっかやないかい


いやいやそのまえにクリスマスですよ
世間はもう、クリスマスムードまっただ中
みなさま、クリスマスはお好きですか

「嫌い」って答えた人はきっとアレですね
共に過ごすスウィートな方が…などやさぐれているのでしょ
いいですか
世の中におどらされてはいけません
つよく、生きましょう
たかだか、365日のうちの1日
好きなことをして過ごせばよいのです

わたくしなんてね、若い頃、共に過ごす殿方などおらず、
「ひとりでチキン食ってやるーっ」と某フライドチキン屋へ赴いたところ
【本日はご予約のパーティバーレルしか販売しておりません】と言われ
はっとあたりを見渡すと並んでいるのはみな
家族連れ もしくは 殿方連れ
むしろ、ようひとりで入って列に並べたな

店を後にし、コンビニのお弁当&ケーキ&明石家サンタですよ
むしろ、ようコンビニでケーキ買ったな
ドMか

そんな辛酸をなめたわたくし、強くたくましく、育ちました
シングル諸君、みならいたまへ


前置きが長くなりました
新刊ができてますよーっ

『Christmas』
世界中のクリスマスの風景をあつめた写真集です






わかります?
タイトルは箔を貼ってキラキラ




こちらはドイツのドレスデン

クリスマスと言えば、クリスマスマーケットですよね
クリスマスマーケットと言えば、ドイツですよね




こちらもドレスデン
シュトレン的なものを売ってますね
お店の色合いとあたたかな灯りがなんともいい塩梅




ドイツのフランクフルト
マーケットの他にも、メリーゴーランドなども




プラハ・リトムニェジツェ
言えますか、リトムニェジツェ
文字打つのもこれ、大変やし
でも、雪が積もって、きれい




ポーランド・ワルシャワ
ヨーロッパの街並と広場
オレンジ色の灯りって、ほっとしますね




でました、教会
こちらはイタリアのミラノ
きっと内部もすごいんでしょうなぁ
パイプオルガンとステンドグラス
異国情緒漂います




こちら、南半球のクリスマス
オーストラリアのメルボルンです
サンタがサーフィンしちゃう、オーストラリア
夏のイベントだと雰囲気も違いますね


そんなキラキラなクリスマスが
待ち遠しい方も疎ましい方も
誰かにプレゼントする分にはきっと、問題ない
さあ、書店へ買いにいきませう
amazonではこちら→『Christmas』




こちらは京都駅のクリスマスツリー
寒いなか、大階段に座って肩寄せ合って…
う、うらやましくなんかないんだからねっ


よいクリスマスをお過ごしください
あなたが幸せなら、わたしも幸せ

むずかしいことは考えず、シンプルに
余計なものは持たず、ミニマムに

ああ…楽しい年末のまえに…
大掃除だ…

2015年11月18日水曜日

『京都手帖』店頭販売のお知らせ

みなさま、ごきげんよう
北大路アオアザでございます

言うてる間に秋ですね
昨年はやっとこ永観堂の紅葉を拝見し、いたく感動いたしました
今年はどこへ行こうかな
言うてる間に終わるんかな
紅葉は、ライトアップより昼間派
なぜなら足元が暗いと転びやすいから

理由がおばあちゃん
ストップ老齢化
京都議定書に入ってましたっけ


さて、今年もさっそく『京都手帖』をお買い上げいただき
ほんとうにほんとうにありがとうございます

毎年、京都府内の方のみならず、
いろんな地域の方からご注文をいただきます

統計をみると
47都道府県すべての地域の方からご注文をいただいているのですよ
ああうれしい
北海道の方から沖縄の方まで
たくさんたくさんありがとうございます

さあ、来年の分もがんばってつくりますよー!
わたくしはシエスタという助手を手に入れてますからね…ふふ


そんな『京都手帖』、今年も店頭販売をいたします

場 所:三省堂書店京都店
日にち:11月22日(日)
時 間:11:00頃~18:00頃

京都駅ビルの地下1階にある本屋さんです


お店の方、すみません
こないだこっそり隠し撮りしました

入口に、でっかーい銭湯ポスターとともに
京都手帖を展開していただいています!


そしてそして、店頭販売にはおまけがつきますよーっ

今年のおまけはコレ


奥:『京都手帖2016 京都限定版』
手前:『Kyoto City Map』

手前!手前のがおまけです!
奥のは買ってね!

今でもふつうに販売している『Kyoto City Map』が手に入っちゃうという
なんてお得な…!

こちらは、地図です
わかっとるわいって言わないで
説明させて

外国の方向けに制作したハンディタイプの地図です
なので、中の言語は英語
ですけど地図なので、英語でもわかりますよ

ポケットにすっぽり収まるサイズ
なんですが…


あら


あらあら


あらあらあら


どーん

びろーんとでっかく開くんです
A2サイズまで開きます

こんな使える地図がおまけだなんて…!
いいんですか、社長


そんな社長が店頭販売
三省堂さんの店先で立ってるおじさんがいたら
気軽に声をかけてあげてください


2015年11月9日月曜日

新刊できてます 『回顧 入江泰吉の仕事』

みなさま、ごきげんいかが
北大路アオアザでございます

雨です
雨なんです
雨なのに、今日、傘を忘れたんです
電車に、ではなく、家に
駅からストールを頭にかぶり、会社で髪の毛を拭こうと思いきや
おう…ハンケチも忘れた…
そんな月曜日


さて、立て続けではございますが、
今回もしっかりとした方のわたくしのブログです

しっかりとしていない方のブログのファンの方、
しばしお待ちくださいませ
でも、いるのかな
そんな稀有なお方、いるのかな


新刊は『回顧 入江泰吉の仕事』

そう、あの入江泰吉です
「奈良の風景」といえば、の入江泰吉です

その入江泰吉ですが、
生涯、奈良大和路以外にもいろいろと写真を残しています
代表作を含む、その仕事を網羅したこの写真集
この一冊で、入江泰吉のだいたいがわかっちゃう
お得です
お得な一冊です


表紙カバーには東大寺の広目天像が、どーん
迫力あります
圧倒されます
社内で顔真似をしてみますが、未だO先輩から合格点がもらえません
そのまえに、バチがあたるんでは


まずは文楽
そうなんです、入江泰吉は文楽も撮影していたんですね
写真におさめられた人形の魅力的な表情ったら
今にも動き出しそう
いや、実際動くんだけど



奈良大和路
奈良公園の鹿が美しい
右下の写真なんて、さしこむ光がなんて神々しいこと



奥にみえるは、薬師寺塔




奈良の人々の暮らしも撮影していた入江泰吉
こういった写真ばかりの写真集があったらな…

あ、ありました!
やだ、弊社から発売されてます♡
『入江泰吉の原風景 昭和の奈良大和路 昭和20~30年代』
タイトル長くないですか
amazonではこちら→★『昭和の奈良大和路』




東大寺 法華堂に安置されている不空羂観音像
観音さまの手にピントが合っていることにより
下から見上げてる感じが強調されているような



水に映る薬師寺東塔



石舞台
1950年頃
スケッチをしているらしい少年たち
見晴らしいいんだろうなぁ
いま、乗ったら怒られますよね



室生寺金堂十二神将像(未神)
薬師如来の眷属として十二の方角を護る像
わたくしもひつじ年
「うーん、今日の晩ごはんなんにしよっかなー」
ってそんな吹き出しつけたら
石舞台に乗らんでも怒られるわ



モノクロばっかり紹介してきましたが
カラーももちろんありまっせ

薬師寺伽藍
奥に写る東塔は、東洋美術史家・フェノロサが
「凍れる音楽」と称しました
なぜ「凍れる音楽」なのか説明するのは無粋なのでやめますけど
知らないわけじゃないですからねっ
ご、ごほん



左は檜原神社
霧がかった感じがなんとも入江的
1973年撮影です
わたくしはまだ生まれていませんが、O先輩は生まれています



時期的にススキなんていかがでしょう
いいですね
秋深まってまいりましたね
ススキの穂が光にすけて光る様子がなんとも郷愁誘う


最後にまじめな話をひとつ

入江泰吉の奥さまのことば

最後は息をひきとる5分前まで(中略)展示作品のキャプションを書いておりました。
(中略)
それは主人の好きな仏像のひとつだった興福寺の阿修羅像のものでした。
さすがに最後の「羅」の字はちょっと乱れて、だけども横にひらがなで「ら」と正してありました。
これを書いて満足したのでしょうか、ふと一休みという感じで、
書き終った5分後にはきれいな顔をして逝ってしまいました。
文字通りの大往生だったと思います。

86歳でこの世を去った入江泰吉

こんなふうに、好きなことを最後の最後までできたら
幸せですね



そんなこんなご紹介いたしました『回顧 入江泰吉の世界』は
全国書店にて絶賛発売中
amazonではこちらからどうぞ→★『回顧 入江泰吉の世界』