2015年5月21日木曜日

新刊出来てました『日本の服飾史 男性編 女性編』

みなさま、ごきげんよう
北大路アオアザでございます

ひとつお伺いしたいのですが
もうすぐ5月が終わるって本当ですか
まことなのでございますか
驚愕です
あっちゅーまにおばあちゃんです


ということで、新刊のご案内もおそなりました
できてたんです、新刊
満を持して紹介いたします

『日本の服飾史』
男性編と女性編の2冊同時刊行です



日本の風俗を研究し、風俗博物館を設立した井筒雅風氏。
氏が残した名著を、男性編・女性編にわけて復刻したわけであります。

縄文時代から昭和初期まで
各時代の特徴的な衣装を、等身大の人形に着せて解説しています。


本の大きさは文庫サイズなのですが
なんともボリューミィ!!
厚さ3センチ弱です

アオアザチョイスのページを
まずは男性編から紹介いたします

平安スタイル
ザ・平安ですね
国を動かしたり、女性に文を送ったり、の時代ですね


蹴鞠スタイル
貴族の遊びといえば、コレでしょう
トレンドですよね☆


弁慶スタイル
五条大橋ですかね
背景は各自、想像でお足し下さい


空也上人スタイル
六波羅蜜寺です


戦スタイル
重いんでしょうね、甲冑


異国スタイル
この襟ってなんのためなんでしょうか
オシャレなんですかね
モテたんですかねぇ、気になる


火消スタイル
この衣装で出初式をしてたんですかね



歌舞伎スタイル
余談ですがわたし、こないだこんな隈取のシートパック買いました


さーて、男性編はここまで
次は女性編です


平安スタイル(女性)
随筆書いたり、文送られてうきうきしたり


舞楽スタイル
こういったものは今でも京都の祭で見ることができますね


町娘スタイル
手に持った花が純情さを物語っていますね


旅のお方スタイル
籠に乗ると想像しただけで酔いそうなわたくしです


太夫スタイル
今も変わらず華やかですね


ハイカラスタイル
じゃじゃ馬娘にみえませんね
わたくしの偏見でございましたか


髪型図もあったりして

充実の内容です
ぜひ2冊同時にお求めください

amazonでは

2015年5月17日日曜日

わたくしの休日その②

みなさま、ごきげんよう
北大路アオアザでございます


さて、前回に引き続き、連休のわたくしのことを。

連休中、1日だけ母の仕事が休みだったので
母とわたくしと娘と3人で出かけてまいりました

わたくしが子どものころから、母は潮干狩りが大好き
というか、貝が好き
たっくさん獲ってたっくさん食べたいのです
ですので行先はもちろん海!
5月は絶好の潮干狩り季節です

ネットで潮の満ち引きをチェックし、干潮の時間も確認
長靴がないので、わたくしと娘の分を近所のスーパーで購入
それと、ビーチサンダル
熊手も大きいのと小さいの、
ついでに農業用のむぎわら帽子も買いました
網も持った
バケツも持った
砂出し用に使う海水を入れるペットボトルも持った
どろんこになるので着替えもタオルも持った
日焼け止めもばっちり
今日も日本晴れ!暑くなりそう!
そーれ出発だー

子どもの頃よく行っていた潮干狩りスポットへ向かいました
わたくしも潮干狩りは小学校高学年で行ったきり
翌日の筋肉痛を覚悟し、運転すること1時間強。
我が故郷の誇る、杵築城が見えてまいりました
後部座席から母の「わー!潮がひいてるひいてる!」と楽しそうな声。

場所をうろ覚えだったため、いったん停車し携帯で調べていると…
観光協会のホームページにでっかく書かれていたことは

毎年4~6月に開催している「潮干狩り」は
貝の生育状況が大変悪いことから
本年は中止とさせていただきます

…………
……………え

中止?
なにそれ、え?中止??

盲点でした
まったくもって思いもよりませんでした

もしかして違うところならやってるかも!
と母の言うとおり、某リゾートパークという地元で有名なスポットに行くも
もちろん禁止……

くっやしいぃぃぃ
せっかくいろいろ買ったのに!
準備万端だったのにぃ!!

あまりのくやしさに、せめて写真だけでもと
長靴に履き替え、帽子をかぶり、タオルを首にかけ、熊手を持ち
…と準備していると
リゾートパークの職員の方が通り過ぎるたびに
「今年は貝堀りできませんよ!!!」
「貝掘ったらつかまりますよ!!!」

わぁかっとるわぃぃぃ!!
せめて写真だけでも撮らせてよ!!

撮った写真は見るたび涙が出そうなのでここに掲載するのは見送ります
本気すぎて、友人には好評でした
あまりの勇ましさに「サメでも狩れそう」と言われました
みため、たくましいですから、わたくし

代わりにといってはアレですが、イチゴ狩りをやってました
貝じゃなく、サメじゃなく、かわいくストロベリーハントしてきました


ストロベリーハント in 灼熱のビニールハウス
ちなみに帽子はそのままかぶっておきました
なんだかんだ、気に入ってます
あご紐がとっても機能的


遠浅の海が続く、潮干狩りにはもってこいの場所
だーれもいませんでした
靴を脱いで、3人で貝ひろいをし、海を満喫



楽しかった楽しかったと言いながら帰路につく

車中、おなかすいたねと話していると
「あ、お母さんおにぎりもってきたよ」と母。
おお、準備がいいですね

「ちょっと待って。いまからにぎる」
え?お母さん、いまからにぎるってなに
怖くて聞けず、後部座席でなにが行なわれているのかわからず
しばらくして差し出された、ラップに包まれたにぎりめし。
助手席の娘にも同じものが手渡されました
ありがとう。いただきます。

ふたくちめくらいで具が出てきたんですが、中身はなんと明太子
博多名物・辛子明太子
九州ですしね、そりゃ冷蔵庫に常備してますよ

じゃなくて、おかあさぁん!!
遊んでる間、ずっとこれ、車の中に置いてなかった!?
辛子明太子、一般的には要冷蔵だから!
なんか、にぎりめし自体がブキミにぬっくいから!

とりあえず意見してみましたが
「いやなら食べなきゃいいんじゃない」と一蹴
だがしかし、空腹には勝てぬ
結局、娘ともども完食いたしました
が、母が同じものを後ろで食べていたのかは知りません


2015年5月11日月曜日

わたくしの休日

みなさま、ごきげんいかが
北大路アオアザでございます

いや、終わりましたね、連休が。
終わる終わるとは聞いていましたが本当でしたね
連休はじまって2日くらいだと思っちゃいますよね
もうこれずっと続くんじゃないかな
このままずっと休みなんじゃないかな
一生バカンスなんじゃないかしら
…あれ?それってクビってことだよね
こっわ!え、なにそれ!こわっ!!!
仕事があるってありがたい
こんばんは。
我に返りました北大路アオアザでございます(2回目)

さてさて、連休はみなさまいかがお過ごしでしたか
わたくしはといいますと、有休を使い、実家に帰っておりました
わたくしの場合、連休=実家です
代わり映えのしない休みの過ごし方ですみません


伊丹から飛行機で。
最近は機内モードにさえしておけば
携帯も電源を落とさなくていいんですね
夜の便だと大阪の夜景がきれいなんですよね


動物が大好きなわたくしの娘は、実家に帰るのが大好き
なぜなら、実家にはふわふわの犬がいるからです
娘は祖父祖母にではなく、犬に会いに帰るのです
そして基本、犬を連れていけない場所には出かけません
この日本晴れのなか、ずっと家にいます
なんて不健康な!
近年、きれいなでっかい公園は犬を連れて行ってはいけないため
わたくし、犬を連れていけるところを探しました

わたくしの大好きな由布岳の見える牧場はドッグラン完備!
わーいわーい、新緑の由布岳!
車で1時間強でしょうか
久住高原というあたりに行ってまいりました


ちょっと雲がありますが、由布岳
この道をびゅーんと車で走ると気持ちがいいのです


この日、市内は暑かったのですが、さすが高原
涼しいを通り越して、寒かったです
名物のソフトクリームは見送りました
代わりに地鶏の炭火焼きをいただきました
おいしかったー!

連休だけあって、牧場も大賑わい
牧場にはヤギやうさぎ、馬がいて、
自由にえさをあげることができます
100円でにんじんを買います
ヤギにもうさぎにも馬にも、にんじんです

ですけどね連休でしょ
人、たっくさんでしょ
えさ、たっくさんでしょ
おなか、いっぱいでしょ

えさちらつかせても、動物寄ってこないんですわ
うさぎなんてもう、目の前ににんじん積まれてますから
それでも子どもたち、にんじんさらに積みますから


でっかいヤギしか寄ってこず、しぶしぶにんじんあげるの図
ユキちゃんみたいな子ヤギもいたんですけどね


ここ久住高原には牧場だけではなく、
宿泊施設や地ビール工場もあったりで
家族みんなで楽しめるところです
わたくし、ただの一度だけ父と母と3人で旅行に行ったことがあり
その旅行先がここでした
それでも父は明け方、仕事で帰りましたけどね
宿泊施設も木をふんだんに使った、ロッジのような作りになっていて
夜、虫の声しか聞こえない、たいそうのんびりできるお宿でした
もちろん温泉もあって、露天風呂は目の前大自然!
したがって夜に入るともう真っ暗闇!!
いまはどうなんでしょうね。違うのかな。


さーてさて、特にご興味もないかとは存じますが
休日その②に続きます
次回はわたくしの母について。

2015年5月7日木曜日

ショートトリップ・NAGAOKAKYO 後篇

こんにちは
北大路アオアザでございます

さて、前回のつづき

わたくしの初・長岡京の旅、後篇です
というか、こっちがメインです

朝活・長岡天満宮を後にし、
向かった先は「柳谷観音 楊谷寺」でございます



4月中旬、お寺の方から
「新緑がきれいですよ」とご案内のファックスをいただき
喜び勇み、編集長と行ってまいりました

ご案内いただいた日下さんは副ご住職の奥さま。
とっても気さくな方で、終始笑顔で寺内をご案内いただきました



本当にいいお天気。
車から降りた瞬間、うーんと伸びをして深呼吸。
爽やかな風が森の木々を揺らします。

柳谷観音の開創は806年。
古来、眼病平癒のご利益があるとして、人々に厚く信仰されています。

参道あたりには、多くの桜が植えられていました。
まだ若い桜も多く、桜の木にメッセージが書かれた札がかかっています。
近隣の住人の方が少しずつ植樹されたそうです。


案内されるがまま、奥へ奥へと進む我々。
正直、こんなに広いと思っておりませんでした。
真夏ならきっと、汗だくです。

階段を上り、二階へ。
ここから見る名称庭園の青もみじの美しいこと!

そしてさらに三階へ。
こちらは、お寺の方でもほとんど出入りしたことがなかったそうで
昨年の秋、たまたま入り、戸を開けたらびっくり!
二階の目線よりさらに上から眺めたらそりゃあきれいだわな。
とご納得されたそうです。





三階からの眺め。
たしかに、美しい!
ここでぼーーーーっと一日中外を眺めていたい
「雨の日もまた、いいでしょうね」
と編集長が言うと
「そう!そうなんですよ!!」
と、よくぞ気づいてくれました!とばかりの奥さん。
雨の音を聞きながら、のんびり読書と昼寝。
ぜいたくですね。いいな。




水琴窟好きとしては素通りできませぬ。
こちらは「心琴窟」と呼ばれています
眼病平癒の祈願をするお寺ならでは
目の不自由な方をはじめ、参拝者に「心の眼」で音を楽しんでもらうため
その名がつけられたそうです。


椿です
とっても背が高い!
見えづらいですが、同じ木に白とピンクの花を咲かせています
たまに白とピンクまだらの花もあるそうで
珍しいですね

そして、柳谷観音で欠かせないのはあじさい!
寺内にはとってもたくさんの種類のあじさいがいたるところに植えられています。


満開になったらまた見に行きたいです
さぞやきれいなんでしょうなぁ


奥之院からは絶景!
遠く見えるのは比叡山



柳谷観音には、信者によってさまざまなものが寄進されています
愛されているお寺なんだということがよくわかります
なかには、大阪の飛田遊郭の遊女によって寄進されたものも。






弘法大師ゆかりの「独鈷水(おこうずい)」
眼病平癒のご利益のあるお水です
子猿のつぶれた眼を、一心不乱に湧水で洗っている親猿をみかけた弘法大師は
17日間、小猿のために祈祷したそうです
すると満願の日には、小猿の眼が開いたと伝わります。

そんなご利益のあるお水は飲用はもちろん、
目を洗うととてもすっきりするそうです
わたくしもいただきました。
とってもまろやかでやさしいお水でした。


毎月17日の縁日には、お水を汲む方でいっぱいなんだそうです
近所だったら絶対通ってます

なんて心安らぐお寺なんだろう
わたくし、長岡京が大好きになりました
お休みの日、また伺いたいです
こんどはでっかいペットボトル持って行かねば!