2019年3月18日月曜日

新刊できあがりです『koha* 50/15 PATTERNS』

こないだ聞いた、友達が格安SIMにしたって話
そしたらね、月3000円くらいになったって言うんですよ
わたし、月に18,000円払ってる
夫と、娘のキッズケータイも合わせてだけど

その話を娘にしてましてですよ

「ねー、だいぶ安くなるらしいんだわ」
「ふーん」
「いま、18,000円払ってんの」
「へえー」
「3人分だけどね」
「うん」
「単純にひとりいくらになるでしょう?」

…え
えーと、なんだって?いちまんはっせんえん?
えーとちょっとまってねいまあたまはたらいてなくって

しばらくして娘がはじき出した答えは

「…おかあさん、3人で割ったら、、、

大 変 な こ と に な る …… !!」


………おい、割り算がんばらんか小学3年生
深刻な顔して言うなばかたれ
深刻な顔したいのはこっちじゃい



さて、新刊のご案内
『koha* 50/15 PATTERNS』


京都の乙女文化発信クリエイター・koha*(コハ)さんの初めての作品集です
koha*さんの作品は、日本の季節の植物をモチーフに
西洋の様式美を取り入れた和洋折衷な感覚で描かれています
その美しいデザインは、京都の捺染技術により上質な布の上で表現され
さまざまなファブリック作品として世の中に誕生しています

いつもにこにこして、話のセンスもよくて大好きなkoha*さん
「koha*」として活動をはじめ、今年で15年
作品は50作にもなりました

そんな節目の年、めでたく本ができました!

烏丸三条にある、文椿ビルヂング
その1階にある「椿ラボ京都」は、koha*さんのお店です

クッションカバーやバッグ、洋服、傘……
koha*さんの分身が、いろんな姿にかたちを変えておるのです

なんていうかね、ほんとに発色がいいんですよ
やわらかくってとってもキレイなんです
たくさんの色が入った布なのに、仲良くまとまっていて
そんでもって肌触りも最高
ずっとなでてたい感じのやつですよ

今回の本のカバーの発色もすんばらしいですよ
めっちゃ緑!目の覚めるぱきっとした緑!!



そして銀の箔押し
ひやぁ、美し


さて、中身はどんなんかなー


koha*さんという人がよくわかる、「まえがきにかえて」
ぜひ読んでいただきたい
koha*さんがどんな思いでいま、作品を産み出しているのか
繊維業界がどんなに大変なのか
時代の流れとともに楽しめる、そんな文章です



表紙にもなっている「松虫草」
バリエーションも豊かです
この布で、『京都手帖』の特製布カバーも作っていただいたなー
わたしも思い入れのある作品


「しだれ桜」
やわらかなピンクと、若草色
ああ、これを嫌いな女子がいるだろうか、否



「実家」
じっかです、じっか
実家の混沌としたわちゃわちゃ感をこんなふうに表現するってさ
なんなの天才なの

そうそう、作品ごとにkoha*さんの文章が入っていますよ
つくったときの気持ちや思いが書かれていて、読み応えある



扇子や下駄も人気です
下駄、わたしも持ってます
超履きやすいんですよね、軽くて
一度も靴擦れしなかった
まじおすすめ



「2丁目3番地つつじヶ丘」
koha*さんの作品ってネーミングセンスも抜群
この、右ページの色味が大好きで大好きで
こちらのデザインの傘も持ってます
これも下駄同様、超軽くてまじおすすめ
無くしたくなさすぎて、傘に名前と携帯の番号貼ってある



「山*村*紅*葉」
これでなんて読むと思います?
ね、そう思うでしょう?京都だし
でもあの女優さんではないですよ、
これで「シャンソンもみじ」ですよ
なんなの天才なの(2回目



「Moon river」
オフィーリアみたいで美しいなぁ
koha*さんは、ゴールデンレトリーバーの背中みたいって
たしかに、そう見える



「ド・レ・ミ・ファ・ソ♪」
この文章がね
ほんと泣ける
わたし、校正してて3回泣いた
知ってるのに、泣いた

亡きお父さんとのお話
「don't let me far so」ってなんて素敵なことばあそび



koha*さん家の愛娘犬も載ってますよ♡
おかあさんの隣のページにしたからみんなさみしくないね♡



巻末、紙を変えてます
切り取って、ラッピングペーパーや便箋に使っていただける仕様
風合いのある紙で、切り取るのもったいないけど切り取って使いたい


そんな一冊です
koha*さんのすべてがぎゅぎゅぎゅぎゅぎゅっと詰まってます
なかなか濃いですよこれは


amazonでも発売中です→『koha* 50/15 PATTERNS』








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