2015年4月28日火曜日

ショートトリップ・NAGAOKAKYO 前篇

みなさま、ごきげんいかが
北大路アオアザでございます

さぁー、やってきましたね連休!
みなさまどちらへお出かけですか
ママ友が軒並み千葉の夢の国へ行くとのこと…
ぜったい混んでるっ
うらやましくなんかないんだからねっっ

わたくしは、毎年恒例の帰省でございます
新緑のこの季節、久住高原へ行こうかしら
以前、でっかいソフトクリーム食べて、
その後車酔いしたんですよね…大人なのに…
次回、気をつけます
いや、食べるのは食べますけどね


さて、先週のことです
思い立って、編集長と長岡京へ行ってまいりました

朝、直行で長岡天満宮で待ち合わせ
編集長、携帯電話を持っておりません
携帯を持っていない人との待ち合わせって久しぶりです
ドキドキです
後にワクワクのつかない、単なるドキドキです
昔のことを思い出せないほど
文明の利器に頼ってしまっておりますね
昔は数時間待つとかもありましたよねぇ
わたし、最大8時間待ったことあります
それってもう相手、忘れてますよね
不遇な女、北大路アオアザでございます


長岡天満宮。
わたし、初めてでございます
長岡天満宮だけでなく、長岡京市がはじめて。

長岡天満宮といえば、そう!
霧島ツツジです!いまが満開!!

写真集を編集しているときは何度となく見ているのですが
この目で見ることができるなんて!
もう行きの電車からうっきうきですよ



きゃーー!
すごい!!真っ赤!!
朝早いので人もあまりいません

嬉しくて何度もいったりきたり



目の高さにカメラのレンズをあわせて撮ってみました
頭よりずっと高いツツジの壁
感動しました


お詣りをし、境内を散策


こちらは「錦景苑」
青もみじがわっさーっとなってます
紅葉もきれいでしょうが、わたくしはやはりこの季節が好き


さてさて、後半へつづく。

2015年4月13日月曜日

社風ですから

みなさま、ごきげんよう
北大路アオアザでございます

このところ、雨の多い京都です
よく降りますなぁ
今日なんて朝から晩までやみ間なしです

春の雨で賀茂川の桜も散り、
言うてる間に初夏になりますね
わたくし、初夏がいちばん好きな季節です
あの新芽の香りがたまりません
夜になっても肌寒くない、けど暑くもない
賀茂川がいちばん美しいのも、実はこの時期だと思っています
ああ、待ち遠しい


さて、本日もひとつ、くだらない話を。
すみませんね、新刊の案内をしろって?
まあよいではないですか。そのうち、しますよ。

家庭、学校、学級、部活、会社、サークル、などなど
さまざまな場所で、それぞれの「カラー」があると思います
場所特有の空気を感じて、それに対応し
人となりが形成されていくわけでありまして。

弊社にもそれなりの「カラー」がございます
内から見ても見えぬもの、外から見ても見えぬもの、
いろいろあるかとは思いますが
今回はO先輩のお話。

先日、O先輩からおもしろい話を聞きました。
「『ほうれんそう』って知ってる?」
ええ、もちろん存じております。
報告・連絡・相談、でしょう?
「うん。それそれ。じゃあ『こまつな』って知ってる?」
こまつな…?
それも『ほうれんそう』的なアレですか。仕事に必要な…?
「うん。『こまつな』は『こま・つ・な』でわけて」

こま…?困った?
「そう!『困ったときは』」

つ…?つ、つ……ツーッと伝わる…
*********************************
ここで余談です
以前O先輩が好きなテレビ番組『ヨルタモリ』にて
少々艶っぽいしりとりをしていてそれが面白かったと聞いたわけです。
ストレートではなく、カーブの表現がおもしろい、そういうしりとりだそうで。
ですので、わたくし渾身の【ツーッと伝わる】を出してきたのであります

が、スルー!!
完全スルーであります!!
赤面必須の見事なスルーでございました
*********************************

「『つ』はね…『使える奴に』!」
先輩、もうめっちゃウキウキ笑ってるし
わたしのボケ無視して笑ってるし
オチ言う前からめっちゃ笑ってるし

「『投げろ』!!」

『投げろ』が
『投げろッッッ!!!』
と全力でございました


来年の書初めは決まりです。
「こまつな」に決定いたしました。

使える使えへんは置いといて、
投げるとこは、編集長かわたししかないのですよ、先輩。

週末に読みたいからといって
『風の谷のナウシカ』(箱入り・全7巻)を雨の金曜日に持って来いと、
年上のわたしに頼むみずちゃんには投げられないでしょう?

30年生きてきて
「たらこ」と「めんたいこ」の違いがわからないという
みずちゃんには投げられないでしょう、先輩!

そんないじる先輩がいるのも、社風ですから。
みずちゃん、鉄の心臓でおきばりやす。

2015年4月2日木曜日

桜が咲いたよ

みなさま、ごきげんいかが
北大路アオアザでございます

世間は春まっただなかですね
何処も彼処も、誰も彼も「桜、桜、桜」でございます
わたくしも、桜が大好き!
ひゃっほー春!と浮かれ気分。

でも、あれですよね
桜ってほんと、短いですよね
その儚さがいい、とかよく言われますけど
わたしは、儚さよりもきれいがしばらく続く方が嬉しいな

ということで、明日からの雨で散ってしまうであろう桜
あでゅー桜、また来年!
今年の花見は短かったぞ、わーーん、桜のばかーー


先週末、花見へ行ってまいりました
行先は、花見といえばの「醍醐寺」です
昨年の紅葉見物の「永観堂」とならぶ、超定番スポット。

わたくし、人生・初・醍醐寺、です
地下鉄でぴゃーっといけるのに、
またしても、なぜ今まで行かなかったのか…無念

地下鉄「醍醐駅」から徒歩約10分
ぽかぽか陽気のなか、閑静な住宅街をてくてく
まだ到着していないのに本当にいい気分!
娘とスキップなんぞしてみました。


人は多かったものの、寺域が広いのでそんなに気になりません
チケットを買い、ゆったりと歩きながら、まずはまっすぐ五重塔へ。


昨年の春に醍醐寺へ行ったというO先輩お気に入りの五重塔
美しいです
こんな軽いことばしか出てこないのが悔やまれるけど、本当に美しい。
シンメトリーフェチにはたまらんのではないでしょうか
フェチでなくとも、たまりません
むしろ、わたしがフェチに目覚めそうな勢いです


五重塔そばの清瀧宮、見事な枝垂桜

そしてさらに奥へ
紅葉で有名な弁天堂


のーんびり散歩しながら戻って、三宝院へ



有名な「太閤しだれ桜」
天気がよすぎて色がとんでますね
実際、下に潜り込んで上を見上げたいのにまぶしくて…
枝を大きく広げた、見事な桜でございました

三宝院のお庭は撮影不可でしたが
座ってずっと眺めていたくなる、秀逸な庭園でした

きらびやかな唐門、樹齢500年以上といわれる五葉松、亀島、鶴島
庭園奥の三尊石、池の手前の枯山水に配された加茂の三石
写真に残すことができない分、しっかり目に焼き付けよう、と。

と思ったら、唐門は外から撮影できました


霊宝館のあたりは、桜のトンネルが続いている、というO先輩情報でしたが
残念、こちらはまだ咲いておりませんでした
きっと今時分、満開なのでしょうなぁ

せっかくなので、ひと駅となりにある「隨心院」へ
歩いても15分くらいかなぁ
だったら駅に戻るよりそのまま行こうかな、と
てくてく歩き始めたはいいが
わたくし、自他ともに認める方向音痴
以前、書店営業をしている際、駅から降りて迷子になり
まわりに人もおらず、困った挙句、会社に電話をして
「すみません、わたし、いまどこにいますかね」
などという、とんちんかんなわたくしでございます

しかしいまは便利になりましたね、スマホがあります
以前、書店営業をしている際、迷子にならぬよう
地図と方位磁石を片手に札幌の大通公園付近をうろうろしていたという
驚くべき経歴を持つわたくしでございます

歩きスマホは危険なので、ある程度道を覚えて歩く、を繰り返していたのですが
車がびゅんびゅん通る横をただただ気を付けて歩く、という歩行者にとっては酷道のまんなかで
横を歩く小さい人が、突然

「ねむたい」

……
「お手洗い」でもなく、「疲れた」でもなく、すっとばして「ねむたい」ですか
ごめん、醍醐寺ですんごい歩いたもんね
でももうちょっとであんたも好きな梅がたくさん咲く隨心院だから
となだめながら、ひとつぶの飴玉でだましながら、なんとか歩く

醍醐駅へ戻ることもできない
小野駅にはまだ遠い
20キロになる童をおんぶして歩く体力もない
かといって、ここからタクシーで帰る財力もない

隨心院で梅が見えたら、はしゃいで「見よう」というかもしれない
一縷の望みに賭け、ひたすら歩く

そしてやっとこ隨心院!


門をくぐるととってもとってもいい香り!
これまでの人生で嗅いだことのない、濃密なあまい香り!
「なか、入ろう!」と手を引くも、
「ねむたい」と無表情の童。
「ちょっとだけ…せっかくここまで歩いてきたんだからほんのちょっと…」
かっと目を見開き、童、
「だからねむいってば!!」


さらば、隨心院。また来年です…