2016年4月20日水曜日

なまえ

みなさま、ごきげんよう
北大路アオアザでございます

なんだか最近くさくさしちゃって
そういうときって負のスパイラル
よくない気持ちはよくない事を呼ぶのです
春だからかな

こころがとがって
なんでもないことにまで怒って傷ついて

家をリフォームってやつ、したんですよ
でもね、冷蔵庫が家の中に入らなくて
階段が邪魔で搬入できなくてね
冷蔵庫、ないと困るでしょう
いろいろ探したんですけどね、なくて
で、結局クレーンで吊り上げることに
冷蔵庫代+クレーン代

くう、冷蔵庫め
冷やす箱め
と鬱々していたんです

いまいましい、と思いながら
設置された白い箱をみるとあら不思議
次第にこころ、晴れていく
アイスが食べられるってなんて幸せ

そんな単純な女なんです、わたくし

そこで運気も右肩上がり
春のメランコリーなアオアザはいずこへ

となるはずでした



さあ、話はかわってなつかしい話

もともとは、このブログの前のブログというものがありました
いまから10年ほど前ですかね
わたくしが入社して間もない頃の話です

会社でブログを開設することとなり
わたくしが担当することとなり(社長もだった)
そこでブログの名前を考えようとなったわけです

名字っぽい「北大路」はわたくしの当時(今も)の最寄駅
アオアザの由来はといいますと

当時、わたくしは俗にいう「新婚」というやつでした
といっても
ラブラブ あなたとわたし ふたりの生活
というんではなく
夫の実家に転がりこんだのでした
幸い、部屋数もたくさんありまして

冬でした
京都の冬は、特に北区の冬は、底冷えがすごい
一軒家のそれは、まぁひどいもんです

わたくしのあんよはたちまちしもやけ
そういうこともあって、わたくし、怪獣のスリッパを履いていました
ほれ、あの、着ぐるみの足だけみたいなやつ
そんなスリッパをチョイスするのも、若さゆえ

夜中、2階の寝室から1階のお手洗いへ
電気もつけてスリッパも履いて
一歩踏み出した瞬間

落ちた
落ちました
それはそれはきれいに
15段くらいの階段、上から下へ
一段も残らず太ももでキャッチ


ブログを開設した日は、そんな日から2日ほど経ったときでした
わたくしの太ももは、なんとまぁ鮮やかな青紫色

そういうわけでこの名になったのです


あれから10年
階下で電話が鳴りました
メランコリニスタ・アオアザは
たたたたと慣れたはずの家を小走りいたす
あの日のようにわたくし、もこもこスリッパなど履いてはおりませぬ

「鳴り終わらないうちに取らなければ」

一歩踏み出した瞬間


(以下略)


2016年4月
アオアザ・リターンズ
まったく同じ左の太ももを
それよりも広い範囲で、ふたたび

あまりにひどいのでO先輩にみせる
ひかれる
他の人にもみせる
ひかれる
お風呂に入る
娘にひかれる

そんな春の日


















筆者近影

2016年4月18日月曜日

ねがい

みなさま、ごきげんいかが
北大路アオアザでございます

今月14日の夜、熊本を中心とする地方で
大きな地震がありました

わたくしの実家のある大分も
強い揺れによって被害がありました
そして、日付が変わった真夜中にまた
大きな地震

ふだんのんきなわたくしの両親も
犬をかかえてあわてて外へ飛び出したそうです

幸い、わたくしの両親も友達もみな無事です
でも、いまも余震の恐怖と戦っています

「熊本地震」とよく目にします

もちろん熊本の被害がいちばん大きかったことはわかっています
ですが大分をはじめ、近隣の県にも
家が倒壊して避難している人や、ケガをしている人もいます
どうか、すべての困っている方のもとに
適切な支援が行き届くことを
わたくしは故郷から遠く離れた地で思います


日本で大きな災害が起こり
それに対して世間が自粛ムードになることは
個人的にはナンセンスだと思っています

例えばおもしろいテレビを見て
楽しい気持ちになれるのなら、それでいいんだと思います
どんな要因でも口角があがるのならば、それにこしたことはない
わたくしはそう思うのです

だから
だからね

次のブログはきっと
いつも通りおもしろいの、書くから


ひとつの区切りとして
わたくしの気持ちを書き連ねました


さあて
次のブログのネタはなんにしようかな
こないだ東京に行った話かな
それとも、北大路アオアザの名前の由来についてかな
今年の桜の話もしたいな
あ、週末のアオアザ先生の話もしなきゃ…
まだ定員に達してないって人気ないじゃないの、わたし…

楽しい話、たくさんたくさんたくさん
これからもお届けしたいと思っています

2016年4月14日木曜日

新刊できてます『京都えほん』

みなさまごきげんいかが
北大路アオアザでございます

最近、寒の戻りで家でダウンとか着てたのに
なんなのこの陽気

そらね桜も散るわ
ハナミズキもう咲くわ


今週、ちょっと惨事がありまして
それはまた次回


今日はやっとこ新刊のご案内!
『京都えほん』できてました!


2012年に発刊した『京都のえほん のりもの・くらし・しぜん』
ご好評につき、在庫がなくなりましたので
あたらしい情報も加えつつ、生まれ変わりました


今回の『京都えほん』はB5判で、以前のものより大きくなりました

中身は京都の町のようすが主
季節を追って、行事なども落とし込んでみたり


表紙の絵とおなじ、春のページ
厳密に「どのあたり」というわけではないのですが
ざっくり祇園のイメージ
世界文化遺産の社寺なども描かれてます


線画の状態がこんなかんじ
色は、パソコンではなく、手書きで塗ってもらっています
ので、失敗や訂正はいけません
下絵の段階できっちりとして、それから色を塗ってもらいます



できあがった色校は、原画と見比べて色の調整をします


ここまで書いてて
わたし、マジメですよね
なんか、マジメすぎません?
つまんない

こないだ『ばらの本』を紹介したブログも
「自分の担当した本はマジメに書くのな、アオアザ」
と先輩になじられたばかり

おもしろくしたい
それに尽きる
なのにできない

たまにはいいか


夏のページ
宵山のにぎわい、なつかしいですなぁ
とかいうてる間にすぐ来ますね、夏


れきしのページ

いま

江戸時代のおわりごろ(約200年前)

桃山時代(約400年前)

室町時代の中ごろ(約500年前)

平安時代の終わりごろ(約700年前)

と層になっていて
その時代に建てられた社寺などが一目瞭然

お子たちに歴史のことも教えてあげたいですなぁ

といっても、わたくし
歴史が大の苦手

ということで、このページは編集長がつくったのです
てへ



男の子が大好きなのりもののページ
終わった後、ふと街中で「洛バス」をみると
デザイン変わっとるやんけ
なんてこった
そんなこともありますわな


編集しているときはこんなかんじ
机の上が、のりものの切り抜きでいっぱい
どうだ、男子よ、うらやましいか


以前の本のときにはまだできていなかった京都水族館
ひさしぶりに行きたいなぁ


こんな感じでおおくりいたしました
マジメな北大路アオアザでございます


amazonではこちら→『京都えほん』

2016年4月5日火曜日

岡崎のイベント

みなさま、ごきげんよう
北大路アオアザでございます

桜、咲きましたね
満開ですね

といってもわたくし
SNSなどで京都の花見記事をみるばかり
すぐそこにあるのに
会社からちょっと歩けば二条城
自宅からちょっと歩けば賀茂川
なんでかな


さて、先週の土曜日
プーゼの浦沢さんの新刊『ばらの本』の発売を記念して
京都岡崎 蔦屋書店さんにてイベントがありました



本に掲載した写真や
惜しくも落ちてしまった写真を
浦沢さんの軽快なトークとともにスライドで紹介


京都生まれ京都育ち
生粋の京都っ子の浦沢さん
聞いていて心地の良い京ことばが会場に響き渡ります
なんていうか、
冷たい感じのしない、京ことば
いわゆる「ぶぶづけは…」みたいなあのイケズ感がなく
裏表のない方なんだなぁと
浦沢さんのお話をきくと、いつもそう思います

そしてあんまり褒めると「絶対嘘やん」と疑われます
なのでこのへんでおしまい

わたくし、B型なんでね
お世辞がまったくいえないんですよ
若い頃、それで苦労したんだから


会場といっても
蔦屋書店さん入ってすぐのロビーで行いました
けっこう広いロビーなんですがもう
お客さんでいっぱいです

スライドトークショーが終わると
おまちかねのフラワーアレンジメントデモンストレーション

浦沢さんが目の前でアレンジを…
なんとぜいたくな…
そしてそのアレンジを本をお買い上げの方に抽選でプレゼントとな…
やだ
わたしも買う


のっぴきならない事情によりアレンジ途中の写真はございません
わたくし、浦沢さんの隣で急きょマイク係をしておりましたゆえ
そしてそれが役に立つどころか、邪魔になっていたと…え…まじで
見ていた編集長、それまじで

それでできあがったアレンジメントがこちら


いやこれ、豪華すぎでしょ
プレゼントこれって豪華すぎでしょ
持って帰るのにまあまあ力いるでしょ
でもしあわせ

やだ
本買ってきていいですか
整理券、わたしももらってきていいですか


大盛況のうちにイベントは終了
外へいずればすんごい人
いや、会場入りするときもすんごい人だったけども

桜の季節の岡崎はやっぱり人気ですね
わたくし、初めて来たかも

岡崎公園でよさこいやってて
B級グルメ的なのもやってて
編集長に肉まんをごちそうしてもらって
そんな春の休日


やだ
こんな豪華なアレンジ、わたしも欲しい

と、アオアザと同じことをお考えのそこのあなた

あたるかも
もう一回チャンスあります
あたるかもよ

今週末
4月9日(土)14時~
大垣書店四条店さんでもイベントを行います!

浦沢さん曰く、「内容もちょっと変える」とのことでしたので
蔦屋書店さんにお越しの方でも楽しめること間違いなし
というか、あの生アレンジメント、何度でも見たいわ