2016年8月19日金曜日

『京都手帖』表紙決定!と、大切なおしらせ

みなさま、ごきげんよう
北大路アオアザでございます

お盆休みも終わり、日常ですね
ああ、暑い
「暑さ寒さも彼岸まで」ってさ
彼岸ってあとひと月以上先なんですけど
昨晩気づいてぞっとした


さて、本日無事
『京都手帖2017』及び『京都手帖+2017』は責了となりました
今日をもって一旦わたくしの手からは離れ
あとは印刷会社・製本会社さんへ託し、
ひと月後、そう、ちょうど彼岸頃、
あの姿となってわたくしどもの元へ帰ってまいります

今年もいろいろあったなぁ
思い出しては書く手が止まってしまうほど
なんだかいろいろありました
責了間近となると、毎度、胃が痛くて
どえらい間違いがあると、ホントどえらいことになるんですよ
(どえらく間違った経験あり)

どうか今年も無事に出来上がりますように
間違いなんてありませんように


お待たせいたしました!
ご愛用のみなさまーっ
表紙が決定しましたよーっ



はぁ
どの子もかわいいぃぃぃ

うっとり顔のわたくしでございます


写真右の水色の表紙が全国共通版
日本全国どこでも販売される『京都手帖2017』です

そして真ん中のピンクと左の渋い色が京都限定版(リバーシブル)
京都府下の書店・雑貨店などでしか販売されない限定版です

中身はどちらも同じ
カバーを選ぶことができる京都限定版は毎年ご好評いただいております

詳しくご紹介いたしましょう
まずは全国共通版



竹笹堂の原田さん(美人)にお願いした木版画を使用
図案名は「花の雨」
6月の月間カレンダー部分に入っている木版画です
さわやかな色味ですねぇ

全国共通版のこちら、
カバーはリバーシブルになっておりまして
反対側はこんな感じ↓


シンプルなブラック
こちらは木版画ではありません
男性にもお持ちいただけるよう、
反対のカバーはこんな塩梅にしております



そして京都限定版
京都限定版は両A面
どちらも原田さん(美人)の木版画を使用しています


やさしいピンクが印象的な金魚柄
ゆらぐ尾びれがいまにも動き出しそう



もうひとつは猫柄
まるまったにゃんこちゃん
図案名は「ねこじゃらし」
じゃれた猫ちゃんがかわいらしおすなぁ
渋めの色味がなんだか新鮮

このふたつはリバーシブルなので気分で替えることができます
なんてお得な

気になる中身のご紹介はまた次回


そして今日は、大切なおしらせがあります
いつも京都手帖を愛していただいているみなさまに
心苦しいおしらせです

ここ数年、紙の値上がりなどにより原価が高騰しており
なんとかこれまでの価格でやっていくよう、
がんばっていたのですがすみません、限界がきました

大変申し訳ございませんが
『京都手帖2017』は定価1,200円(+税)とさせていただきます

毎年続けてお買い求めいただいていたみなさまのことを考えると
とてもとても心が痛む決断でした
これからもがんばって
みなさんが「1,200円出してもいい!」と思っていただけるような
そんな京都手帖を作って参る所存でございます
何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます


Amazonなどでは予約も受付しております
こちらからどうぞ→『京都手帖2017』


今後ともわたくしども光村推古書院と
たまにまじめな北大路アオアザを
何卒よろしくお願い申し上げます



2016年8月16日火曜日

お盆やすみ

みなさま、ごきげんよう
北大路アオアザでございます

お盆休み、みなさまいかがお過ごしでしたか
今年もみなさま、ヴァカンスですか
ヴァ
ヴァカンス

編集長はイギリスへ行っております
隔年海外旅行
一昨年はたしか、ワイハだったような
どこへ行こうとおみやげはいつもチョコレイト


さて、わたくしはといえば
そう、アオアザの夏・京都手帖の夏でございます
今週いよいよ責了を迎えるため、最終作業

「いま暇?なにしてんの?」
「仕事」
「…ああ、今年もそんな季節か…」
友達から風物詩のようにしみじみつぶやかれる
そんな季節労働者のわたくし

そろそろ時候の挨拶にしてみてもいいんじゃないかな
8月中旬くらいまでのやつでさ
「京都手帖入稿作業のみぎり、貴社ますますご清栄のこと…」
さらーっと書いてたらそのうち普通にみんな使い始めないかな
手紙の書き方辞典とかに載らないかな
あああもっと売れたい


会社でひとり、校正をしていると
この期に及んでまだ訂正箇所が見つかるという…
しかもまあまあ大きめの間違いが見つかるという…
おそろしい
おそろしすぎる
ここにくるまで何度も見ているというのに

いつまでやっても終わらない校正地獄
いつまでたっても不安がぬぐえない
発売後に間違いが見つかるのがこわくてこわくて
あんなに校正したから大丈夫と自分に言い聞かせてもまだこわくて
発売後、なかなか手帖を直視できません
電話が鳴るたびドキッとします
抗議の電話じゃなかろうか、と
あれ、わたし、病んでる?


というこんな状態を打破したく本日はおやすみ

娘は早々に実家に預けておりますゆえ
まるまるひとりの自由時間なんて、え、何年ぶりだろう
何の予定もないなんて、すてき

ということで昨日は深夜ラジオ聴いてました
3時まで
3時までというとあの番組しかないでしょ
わたし、いつも録音してるんです、楽しみで楽しみで

でも朝はふつうに起きて
テレビ見て、映画見て、ゆっくりお風呂入って
送り火に手を合わせて
眠くなるまでテレビ見て
「ああしあわせ」って、わたし、朝から何回言っただろう

そうそう、映画ね
座席が動く、MX4Dってやつ
あれを体験してみたかったんでいってきました
でもよう考えたらわたし、3Dすらみたことなかった
飛び級してもうたことに今気づく

飲み物食べ物は持ち込み可ですが、
なにゆえ座席が動きますんで「こぼれる危険があります」と
「荷物も床には置けないからロッカーへ」と
だったらもう丸腰で入っちゃおう
はー、どきどきする、楽しみ楽しみ

予告編から動く座席
風、水しぶき、光、
マッサージチェアみたくお尻に感じるぼこぼこ感
ふくらはぎを吹き抜ける風の玉
(小動物か虫かと思って本気でひゃあと声が出た)

おもしろい
良し悪しはともかく、映画に集中できるできないはともかく
経験できてよかったです
次こそ3Dみにいこう

映画業界も模索しているなぁ
がんばろう出版業界

とりあえずわたくしは目の前の入稿作業に力を注ぎます



この土砂降りのなか、きれいに点火
今年も静かに手を合わせました

2016年8月2日火曜日

おばけがでる

みなさまごきげんいかが
北大路アオアザでございます

いやあ久々に抜きましたよね、度胆
なにってあなた、アレしかないでしょ
深キョンがかわいすぎる件

はあ、かわいい
小麦色の肌に沿う水着の紐がセクシーだこと
いいですか女子諸君
男子が言う
「俺ってぽっちゃりが好みだから」
というぽっちゃりの定義はこのあたりです
そこのところ勘違いすると痛い目にあいますよ

さて【深キョン】の発音ですが
隣の席のO先輩と意見相違

先輩の「深キョン」
【ふか】にアクセント
【深キョン】≒【うさぴょん】

アオアザの「深キョン」
ほぼ一定のアクセント
【深キョン】≒【佐世保】

「関西弁は方言ではない」と豪語する大阪人の先輩
どちらが正しいのよ



先日の話

社内の倉庫(3階)へ行ったみずちゃんが
青い顔をして帰ってきました

「あの…誰かさっき3階へ行きましたか……?」
「誰も。どうした」
「……今日は午後から誰も行ってないですよね…?」
「だからどうした」
「……3階のラジオがついてたんです…
 午前中に行ったときにはついてなかったのに…!」

ほう
ラジオがひとりでについていたとな

「ラジオにタイマーとかついてんちゃうのん」
先輩が言う
「え!タイマーなんてないですよ!」
みずちゃんが答える

だったらもうそれはあれだ
霊のしわざだ

「こわいいぃぃぃぃ!もう3階行けないぃぃ!!」
さわぐみずちゃん
うるさい、うるさすぎる

「トイレ(2階)も行けないぃぃぃぃ!!
 シエスタ、ついてきてー!!」
ちびっこか
もしくは仲良し女子中学生か
シエスタもいい迷惑


時間を戻してその前日の話
お昼休みにみんなでわいわい話していたときのこと
おばけの話になり
「見たことはないけど感じたことはある」
「へえーどんな感じ?」
「なんかぞわぞわする感じ。ここにはもうこれ以上いたくないっていうか」
「なるほど。そういうときあるね」

そこでみずちゃん
「わたし、霊ってみたことないんですよー!
 一度でいいから見てみたいな」

あいつは確かに言いました
一度でいいから見てみたい
女房がヘソクリ隠すとこ
いや違う
おばけが見たいと言ったんですよ


それなのにこのザマ
「こわい。こわすぎる」を連発
社員全員にいかに怖かったかを力説
おまえが見たい言うたし出てきてもらってるんやろ
おばけに謝りなさい


そして次の日
かたくなに3階へ行きたがらないみずちゃんに代わって
シエスタが行く
シエスタが戻る
「なんか…またラジオついてたんですけど、
作業するしちょうどいいやと思って聴いてました」
シエスタつえぇ


そしてさらに次の日
午後になりG編集長がいやがるみずちゃんを引き連れて3階へ
「ほれみろやっぱりそうやんけ」
「だってー!タイマーがついてるなんて思いもしなかったんですよー!」
どうやらラジオにはタイマーがセットされていた様子
そしてそれが午後3時頃だった様子

「わたし最初あれだけ『タイマーちゃうか』って言うたやんか!!」
マジギレする先輩
あーこわ
おばけより断然こわい

おばけ<先輩 の式が確定


後日、編集長と夜まで会社にいて
「アオアザ、今日はもう遅いし帰ったら」
「いや、もうちょっとやってからにします」
「ひとりで残ってたらおばけ出んで」
「はっ!だったらおばけが出た言うて、また先輩にキレられる」
「帰ろう」
「帰ろう」

あーこわ
おばけより先輩、断然こわい