2018年1月24日水曜日

新刊できました『ヨーロッパの路地・散歩道』

みなさま、ごきげんいかが
北大路アオアザでございます

新年のごあいさつもしっかりしていないうち
1月がもうすぐ終わるってどういうことだろ
いやそもそも年末のごあいさつもまだなのに
まあそういうぐだぐだの話は次の機会にして
まじめに新刊のご案内をするからねわたくし

さてできましたよ
新刊できましたよ
『ヨーロッパの路地・散歩道』
あのヨーロッパ三姉妹にフランスちゃん(→★)が
加わった売れっ子シリーズ
このたびめでたくヨーロッパ四姉妹になることに
キャッツアイから若草物語へ
おめでとうございます



みてくださいこの表紙の写真
白い石畳、ピンクの洋服や小物、青い海
なんというあまい雰囲気
正直、洋服などわたくしの趣味ではないけれど
それでも惹きつけられるこの感じ
たぶんすべての女性のなかに眠る
乙女の血がさわぐんじゃないかしら
でもわたくしなんかがあの椅子に腰かけたなら
バラエティの罰ゲームみたいに
後頭部から海に落っことされんのかしら



東欧、西欧、北欧、の構成になっとります
しょっぱなからこれよ、この写真よ
路地を抜けた先の開けた景色って
京都の街にもよくある光景
和と洋の違いはあれど
わくわく感はおなじですな



海と空と洗濯物と
風になびく洗濯物って平和の象徴
ジャパンだろうが異国だろうが
こころなごむ風景ですね


旅先のホテルの窓から顔出して
こんな景色に出会えたなら
一生忘れないんだろうな
いいな、旅って


崖レストラン
すてきだわ
酔っぱらったらおそろしいけど


夏の夜
ジャパンの夏の夜も好きだけど
ヨーロッパのそれってどんなんなんだろ
湿気ないのかな
湿気のない夏の夜って天国やん



石の階段すんごいことなってる
先人にならって真ん中を通るか
今後のバランス問題を鑑みて端っこを通るか



壁の色合いがかわいい
ピンクの隣に真っ青なんてオサレ



じりじり暑い夏が恋しい
もう寒いの飽きた
わたしも水辺でぱちゃぱちゃしたい


こんな数枚の写真では
この本のいいとこ、語りつくせない
なんでこのシリーズはこんなにも
旅に出たい気持ちにさせるのでしょう
心が苦しいわ、恋みたいだわ
罪だわ、もう、罪
お金も時間もないのだよ
特にお金がないのだよ

最近ね、本気でどこでもドアが欲しいわけですよ
すぐに故郷に帰れるし
すぐに沖縄に行けるし
行ったことない地にだって
個人所有が無理ならば
区所有、いや市所有でもいい
使用するたび利用料を払うから
24時間動かしていてほしい
そんなことを本気で考える38歳
やばいかな
やばいよね


はい、amazonで予約ね
『ヨーロッパの路地・散歩道』
まもなく発売ですよー







2018年1月16日火曜日

『京都手帖』編集室より⑤ 京都手帖+と今後の展開

先日からお届けしている、『京都手帖』制作のおはなし
第5回目の本日は、京都手帖+のこと、
これからの京都手帖のことをおはなしします。

*******************************

もっと「書き込みたい」手帳を

大:プラスをつくった経緯の話をしようか。
い:竹笹堂さんの木版画が表紙の『京都手帖』は
  かわいらしい印象のイメージでしょ。
  表紙はリバーシブルでシンプルにはできるけど
  中身は同じですしね。
  でもそうじゃない需要もあるんじゃないのかなって。
大:シンプルで、男性でも持ちやすいもの、だね。
い:ビジネスにも使えてね。

大:手帳って予定だけじゃなくて、
  仕事だったら打ち合わせした内容とかも書くもんね。
い:日記や家計簿の代わりにしてる人も多いですよね。
大:そういう「書き込みたい需要」にぴったりくる
  京都手帖がつくりたかったんだよね。

い:手帳の種類もたくさんあって、
  プラスをどのタイプにするかも悩みました。
大:バーチカルとか、レフト式とか、ブロック式とか…
い:いろいろ試作して、レフト式に落ち着きましたね。

京都手帖+(プラス)は、見開きで1週間

大:プラスは2014年からはじまったけど
  これまでに大きな変化はある?
い:フォーマットはあまり変えないようにしてますけど
  2018年で中の文字を少し大きくしました。
  編集部員の加齢により、文字が小さいと校正できない
  という現実問題もあり…(笑)
大:始めた頃は見えてたのにね…(笑)

い:それと、表紙の色は模索してますね、今も。
大:2014年は真っ赤だったもんね。



い:赤、目立つし、スタイリッシュでかわいいですよね。
  でも男性が持ちにくいという側面も…。
大:そこで2015年で黒にしたんだよね。
い:2015、2016と黒が続いて、でも飽きてきた。
大:「黒ばっかりでつまらない」っていう
  女性の意見もけっこうあったよね。
い:そうなんですよね。
  そこで、2017年は定番の黒に加えて、
  DM限定で白をつくったんです。

限定で白、つくりました

大:毎年、愛読者カードを返信してくれた方には
  発売前に案内(DM)を送ってるんだよね。
  そこでの限定だから、もちろん書店には並ばない。
い:白だし汚れが気になるところではあったんですが
  試作品が予想以上にかわいかった!
  女性には絶対うけると思ったんです。
大:「限定」ってコトバの力もあるとは思うけど
  「選べる」ってのが女性にはよかったんだと思うな。

大:2018年は、定番の黒、DM限定の白に加えて
  白に枝垂桜の柄が入ったものも発売したね。
い:これもかわいくてねぇ…(うっとり)
大:枝垂桜は書店でも販売してるよね。
  好評だといいんだけどなぁ。

白地にピンクがかわいい、2018年の京都手帖+


そしてまた、新しい『京都手帖』

大:プラスはプラスで、ニーズがあるね、毎年好評で。
い:いろんなパターンの『京都手帖』があってもいいんだ
  と思えたのは、わたしたちにとっても大きかったですね。
大:それから数年経って、今また新しい『京都手帖』が
  うまれようとしてるね。
い:ついに、ちいさくなった『京都手帖』ですね。
大:その名も『京都手帖 petit(プチ)』。
  そして四月はじまりだね。
い:これまでの京都手帖とはまた、違う雰囲気ですよね。
大:イガコがつくってないしね(笑)
い:そう、シエスタがつくってる。
  やっぱり自分がつくると、自分の世代を意識するよね。
  プチも若い女性向けって感じがするね。
大:かわいらしい雰囲気だよね。

シエスタと京都手帖プチ

大:こんなにじっくり『京都手帖』について語ること
  今までなかったね~。
い:ほんとですね。改めていろいろ考えちゃいました。
  これからやりたいことも少しクリアになったような。
大:年明けからまた編集始めるんでしょ。
い:ほんとはもう始めてなきゃいけないんだけど(笑)
  とにかくこれからもがんばります。



*******************************

長々と全5回でお送りいたしました
『京都手帖』制作現場からのおはなし。
いかがでしたでしょうか。
機会がありましたらまた、座談会スタイル、やってみます。
お読みいただきありがとうございました!



2018年1月12日金曜日

『京都手帖』編集室より④ 進化しつづける京都手帖

先日からお届けしている、『京都手帖』制作のおはなし
第4回目の本日は、進化し続けるということをおはなしします。

*******************************

できること、できないこと

い:中に挟んである「愛読者カード」っていうハガキ、
  この返信率が『京都手帖』の場合、すごく高くて。
大:ウチの本にはほとんど挟んであるのにね(笑)
い:ふつうはこんなに返ってこないですもんね(笑)

『京都手帖2018』の愛読者カード
発売されてすぐですが、たくさんご返信いただきます。

い:みなさん熱心にご意見書いてくれはるから本当に嬉しい。
大:このハガキから改善点のヒントをもらってるよね。
い:千通以上のハガキ、ひとつひとつ目を通しますからね。
  ひとりだけの意見でも「ああたしかに」って思えば
  そしてそれができる範囲のことならば取り入れます。
大:それによって2009年ではペンホルダーがついたし
  これまで京都市内に限っていた行事を、
  宇治や近隣で開催するものまで拡充したね。
い:それからもビニールカバーに内ポケットつくったり
  メモページを増やしたり、切り取りメモも。
大:切り取りメモ、白紙だから気づいてもらえなかったり(笑)
い:今でも気づいてもらえてないかも(笑)

ひっそりある、切り取りメモ

大:でもその反面、要望が多くても反映しないものもあるね。
い:一番多いのが「月曜始まり」
  『京都手帖』は発売当初から月曜始まりですもんね。
  もともとなんで月曜からにしたんですか?
  世の中のカレンダーは日曜始まりが多いのに。
大:行事は土日に多かったし、
  土日を含めて京都旅行に来る人も多いだろうから
  予定の襴をまとめておきたかったんだよね。
  自分が使うならそのほうが便利だと思ったし。
い:当初、京都に住む人がターゲットだったんですかね?
大:そういうわけじゃないけど
  京都に住んでいる人に「こんなん使えへんわ」と
  思われるものはつくりたくなかった。
い:京都人に認められれば
  自然とほかの地方へは広がっていきますよね。


うれしいことと、責任感

大:「本当はこうしたいのに」って思っていることはある?
い:ありますよ。個人的にもメモページはもっと欲しい。
大:でもこれ以上ページ数増やせないでしょ。
い:そうなんです。重たくなるし。重い手帳は持ちたくない(笑)
大:愛読者カードにもよくあるよね。
  「軽くしてください」「小さくしてください」って。
い:そうしたいのはやまやまなんですけど、
  肝心の京都の情報量を削ることになってしまう。
  そうすると『京都手帖』としての意味がなくなると思うんです。


大:分冊にしようという案もあったね。
い:価格が折り合わなくてね…。
大:それに、分冊にしてもたいして意味ないか、と思ったんだよね。
い:分けるとしたら、「月間カレンダー」と「週間カレンダー」でしょ。
  でも、月間だけしかいらない人は
  そもそも『京都手帖』じゃなくていいですしね(笑)
大:タクシーの運転手さんが使ってくれてはるよね。
い:それとホテルの従業員の方も。
  観光に従事している方が使ってくれはるのは本当にうれしい。

い:でも、だからこそ、間違ったことは書けない。
  それもあって校正には念を入れますね。
  社寺に行事予定を確認するのは6月なんですけど
  それ以降に社寺の都合によって変更になることもあります。
  『京都手帖』の情報に合わせて旅行に来て下さった方や
  案内をしてくださった方に申し訳ない気持ちになりますね。
大:申請の作業も大変でしょ?
い:2018年で、掲載社寺は約350軒。
  そのひとつひとつに行事日程、拝観時間や料金の確認をします。
大:年々増えていってるもんね。
い:でも、わたしはこの申請作業、そんなに苦じゃないんです。
  社寺1軒1軒に書類をつくって、封入するんですけど
  「今年もこの季節がきましたよ」
  「みなさんおかわりないですか」
  「今年もよろしくお願いしますね」
  とか、心の中で話しかけながらやってます。
  気持ち悪いでしょ(笑)


目指すのは自分が使いやすい手帳

大:これまで通して、ハード面の大きな変化は
  やっぱり外ポケットがついたことかな?
い:2013年のバージョンアップでしたよね。
  これは本当に好評でしたね。


ポストカードや拝観チケットも入ります

大:大きいものもバサッと入れられて便利だよね。
  あと、なんといっても「手帳製本」。
  ノドまでがっと開くよね。
い:真ん中のページだろうが、端っこだろうが、
  パッと開いたページが閉じてこないんですよね。
  これって革命ですよね。
大:書き込みやすいわー、これ。


はしっこのページでも、閉じてこない!

大:巻末のこの社寺の情報は本当に便利。
  仕事でお寺に行くときも
  何時まで開いているとか、電話番号とかすぐにわかるし。
い:社寺の名前にルビふってるのも便利でしょ。
  わたし、京都手帖の一番の推しは
  ずっとこのルビだと思ってるんです。


とにかくルビ推し

大:読めない社寺名多いもんね。
い:読み間違えたまま覚えても失礼ですしね。
  にごる、にごらない、とか。
  自分のためにもこれは絶対にはずせない。
大:自分が欲しいものをバージョンアップしているような(笑)
い:いや、本当にそうですよね。
  自分が持ちたいものを作りたいですもん。
  これ、特権ですよね(笑)

い:社寺データに四角の枠があるんですけど
  これはチェックボックスの意味も兼ねてるんです。
大:なるほど。知らなかった(笑)
い:それで、こないだ、自分がどれくらい参拝しているのか
  チェックしてみようと思って。
大:ほとんどの社寺にチェックついたんじゃない?
い:それが3分の1くらいで…
  こんな仕事をしてるのにこれじゃあかんわと思い
  来年はいろいろと行ってみるつもりです。
  御朱印ももっと集めたいなぁ。

大:ほかにバージョンアップさせたいところは?
い:社寺データに駐車場の有無を入れたいですね。
  これ、なかなか難しいんですよね…
大:お寺によっては「紅葉シーズンは駐車禁止」っていう
  ところもけっこうあるしね。
い:だったら駐車可能台数まで書くのか…とか
  線引きが難しいですよね。
大:自分では欲しい情報だけどね(笑)
い:愛読者カードにも多いんですが
  ハード面だったらインデックスをつくりたいですね。
  開きやすくなりますし。
大:でも制作費がね…
い:そうなんです。完全に予算オーバーでしたね…



本日はここまで。
次回はいよいよ最終回!
『京都手帖+』やこれからの『京都手帖』のことを。

第1回 京都手帖がうまれたとき
第2回 竹笹堂さんと作っていく
第3回 わたし失敗いたしました
第4回 進化しつづける京都手帖(←いまココ)
第5回 京都手帖+と今後の展開


2018年1月9日火曜日

『京都手帖』編集室より③ わたし失敗いたしました

先日からお届けしている、『京都手帖』制作のおはなし
第3回目の本日は、背筋も凍る失敗談…と、コラムのお話を。

*******************************

血の気がひく、を体感する

い:せんぱいが担当した『京都手帖』は
  コラムの文字数が多いんですよ。
  そして文化的な香りがする(笑)

左:2010年桜コラム(せんぱい担当)
右:2011年桜コラム(イガコ担当) 
同じ桜コラムでも文字数が…

大:そうなの?ぜんぜん気づいてなかった(笑)
  2010年のとき、帯に誤植があってねー…。
い:「こんな感じでできたよー」って
  育休中のわたしに写メ送ってくれはったんですよね。
大:そうそう。それでイガコに
  「月間カレンダー」の「月間」が「月刊」になってますよ
  って返信もらって…。
い:印刷したあとだったもんね…(怖)
大:そのまま出すわけにいかず、刷り直し…(怖)

い:でも店頭に並ぶ前でよかったですよ…わたしなんて…。
大:2008年の話?
い:そう…月間カレンダーの年号、2008って書くところを
  一か所2007ってなってて…。
大:その年、わたし育休中だったから知らんのやけど
  発売後にわかったんだよね?
い:書店さんから電話がかかってきて
  「ここ、2007になってますよ」って。
大:…ぞっとするね。

「10」の下、訂正シール貼ってます…

い:訂正のシールをつくってね、こんな小さいところでしょ?
  貼るのも難しくて…。
  社員総出で、社内在庫はもちろん、書店店頭でも貼りました…。
  いま思い出しても本当におそろしい!
  みなさんにも申し訳なくて…つらかったなぁ。
大:この頃はまだスケジュール帳をつくる怖さが
  わかってなかったんだね。
い:玉(カレンダーの日付部分)を間違えるとダメージがでかいって
  勉強しましたね…。
大:そこからはできるだけ多くの人で、チェックするようになったね。


校正に命をかける

い:毎年9月末に発売するには、
  お盆くらいに校了しなきゃいけなくて。
大:製本に時間がかかるからね。
い:忌まわしの2008年の失敗から、
  校了になるまでは毎回ふらふらになるまで校正しますね。
  最後の最後まで確認して、間違いがないと自分で納得できるまで
  やらなきゃ気が済まないんです。
大:本文の校正は編集部全員(4人)でやるよね。
い:毎回お世話かけます。

何度も校正します(これはほんの一部)

大:この時期ばかりは、それぞれの仕事が忙しかろうが
  優先して校正するね。
い:旧暦や月の満ち欠けもあるから
  チェックする項目が多いんですよね。
大:4人でみても、ひとりだけ気付くっていうパターンもある(笑)
い:あのときの「してやったり感」すごいよね(笑)
大:見つけられなかったら悔しいもんね。
い:正解のない間違いさがしゲームですからね。
  しかも間違えられないやつ(笑)


大:コラムも毎年いろいろ考えてるね。
  ウチの仕事は取材ものがほとんどないから
  ノウハウがわからなくて最初は大変だったんじゃない?
い:今でも大変ですよ!すっごく緊張する。




い:2011年の話なんですけどね…
  毎月お菓子を買って、撮影して、試食して…。
  で、いざ原稿を書く5月頃になって気づいたんです。
  「あ!わたし、お菓子食べても感想をメモしてない!」って(笑)
大:季節限定のものばっかりだったら買い直せないしね…(笑)
い:ほかにも失敗があって。
大:まだあるの?(笑)
い:取材に行き始めた頃、ある雑貨屋さんに入って
  その場で撮影のアポ取って、自分の手帳に書き込んだんです。
  当日、その時間に行くと
  「約束の時間と違うから無理です」って断られて…
  それ以来、取材のアポ取りは電話や口約束だけじゃなく
  あとで必ずファックスやメールを送るようにしました。
  ライターさんには基本的なことかもしれないんですけど
  それすらわかっていませんでしたからね。


コラム制作時は、エンゲル係数高め

い:コラムは、大変ですけど楽しんでやってますよ。
大:お菓子とか、ランチは実際食べに行ってるんだもんね?
い:行ってますよ、自腹で(笑)
大:自腹っていうと、驚かれること多くない?
い:よく友達にもびっくりされます。

大:カメラマンのたやさん(京都手帖担当)が
  いつも褒めてくれるよね。
  「自腹で食べるから公正な判断ができるんだ、エライ」って。
い:だから、懐石料理のコラムはこの先も絶対ない(笑)
大:有名だろうが、名物だろうが、
  イガコがおいしくないって思ったら掲載しないんでしょ?
い:そうですね。でもその逆もあって。
  あれだけ有名だけどやっぱ最高!ってものも載せますよ。
大:自腹だし目も厳しくなるよね。
い:しかもダイエットできない(笑)

大:実際、自腹で食べに行ってるときに
  味以外にお店の雰囲気みたりするんでしょ?
い:そうですね。おいしくても緊張するお店はやめときます。
  あくまで主観にはなりますけど、
  居心地の良さも大切にしたいですからね。
大:コラムのネタ探しも苦労してるよね。
い:最初のうちは、桜や紅葉のコラムでも
  いくらでもバリエーションがあったんですけどね~…
大:もう、発売から12年経ったもんね。
い:だから、好評だったコラムは「使いまわし感」が出ないように
  掲載店や切り口を変えて、
  またやってみようかなと思ってるとこです。


大:『京都手帖2018』で好評だったのはどんなコラム?
い:愛読者カードの反応では「ご朱印」ですね。
  それと「写経・写仏」。
大:みんな社寺ネタは好きなんやね。
い:わたしの周りでは「カレー」も人気ですよ。
大:今年はめっちゃカレー食べに行ってたよね~。
い:これ以外にもおいしいところたくさんあったんで困りました!

左:写経・写仏コラム
右:カレーコラム  

い:「今月のお菓子」は続けてほしいってご意見をよくいただきます
大:季節感も出るしね
い:最初にあのコラムをしたのは2011年でした
  その年は、本当に季節限定のお菓子ばかりを集めてて。
大:いまは、通年買えるものでも、
  この時期におすすめのものっていう感覚かな
い:ですね。通年食べられるおいしいものもたくさんありますからね。



本日はここまで。
次回は、進化する『京都手帖』のおはなししたいと思います。