北大路アオアザでございます
世間は春まっただなかですね
何処も彼処も、誰も彼も「桜、桜、桜」でございます
わたくしも、桜が大好き!
ひゃっほー春!と浮かれ気分。
でも、あれですよね
桜ってほんと、短いですよね
その儚さがいい、とかよく言われますけど
わたしは、儚さよりもきれいがしばらく続く方が嬉しいな
ということで、明日からの雨で散ってしまうであろう桜
あでゅー桜、また来年!
今年の花見は短かったぞ、わーーん、桜のばかーー
先週末、花見へ行ってまいりました
行先は、花見といえばの「醍醐寺」です
昨年の紅葉見物の「永観堂」とならぶ、超定番スポット。
わたくし、人生・初・醍醐寺、です
地下鉄でぴゃーっといけるのに、
またしても、なぜ今まで行かなかったのか…無念
地下鉄「醍醐駅」から徒歩約10分
ぽかぽか陽気のなか、閑静な住宅街をてくてく
まだ到着していないのに本当にいい気分!
娘とスキップなんぞしてみました。
人は多かったものの、寺域が広いのでそんなに気になりません
チケットを買い、ゆったりと歩きながら、まずはまっすぐ五重塔へ。
昨年の春に醍醐寺へ行ったというO先輩お気に入りの五重塔
美しいです
こんな軽いことばしか出てこないのが悔やまれるけど、本当に美しい。
シンメトリーフェチにはたまらんのではないでしょうか
フェチでなくとも、たまりません
むしろ、わたしがフェチに目覚めそうな勢いです
五重塔そばの清瀧宮、見事な枝垂桜
そしてさらに奥へ
紅葉で有名な弁天堂
のーんびり散歩しながら戻って、三宝院へ
有名な「太閤しだれ桜」
天気がよすぎて色がとんでますね
実際、下に潜り込んで上を見上げたいのにまぶしくて…
枝を大きく広げた、見事な桜でございました
三宝院のお庭は撮影不可でしたが
座ってずっと眺めていたくなる、秀逸な庭園でした
きらびやかな唐門、樹齢500年以上といわれる五葉松、亀島、鶴島
庭園奥の三尊石、池の手前の枯山水に配された加茂の三石
写真に残すことができない分、しっかり目に焼き付けよう、と。
と思ったら、唐門は外から撮影できました
霊宝館のあたりは、桜のトンネルが続いている、というO先輩情報でしたが
残念、こちらはまだ咲いておりませんでした
きっと今時分、満開なのでしょうなぁ
せっかくなので、ひと駅となりにある「隨心院」へ
歩いても15分くらいかなぁ
だったら駅に戻るよりそのまま行こうかな、と
てくてく歩き始めたはいいが
わたくし、自他ともに認める方向音痴
以前、書店営業をしている際、駅から降りて迷子になり
まわりに人もおらず、困った挙句、会社に電話をして
「すみません、わたし、いまどこにいますかね」
などという、とんちんかんなわたくしでございます
しかしいまは便利になりましたね、スマホがあります
以前、書店営業をしている際、迷子にならぬよう
地図と方位磁石を片手に札幌の大通公園付近をうろうろしていたという
驚くべき経歴を持つわたくしでございます
歩きスマホは危険なので、ある程度道を覚えて歩く、を繰り返していたのですが
車がびゅんびゅん通る横をただただ気を付けて歩く、という歩行者にとっては酷道のまんなかで
横を歩く小さい人が、突然
「ねむたい」
……
「お手洗い」でもなく、「疲れた」でもなく、すっとばして「ねむたい」ですか
ごめん、醍醐寺ですんごい歩いたもんね
でももうちょっとであんたも好きな梅がたくさん咲く隨心院だから
となだめながら、ひとつぶの飴玉でだましながら、なんとか歩く
醍醐駅へ戻ることもできない
小野駅にはまだ遠い
20キロになる童をおんぶして歩く体力もない
かといって、ここからタクシーで帰る財力もない
隨心院で梅が見えたら、はしゃいで「見よう」というかもしれない
一縷の望みに賭け、ひたすら歩く
そしてやっとこ隨心院!
門をくぐるととってもとってもいい香り!
これまでの人生で嗅いだことのない、濃密なあまい香り!
「なか、入ろう!」と手を引くも、
「ねむたい」と無表情の童。
「ちょっとだけ…せっかくここまで歩いてきたんだからほんのちょっと…」
かっと目を見開き、童、
「だからねむいってば!!」
さらば、隨心院。また来年です…
0 件のコメント:
コメントを投稿