みなさま、ごきげんいかが
北大路アオアザでございます
先日、久しぶりにひとりで映画を観てきました
いつもディズニーだとか日曜朝の少女戦士だとか
なぜかカードで衣装を着替えるアイドルものだとか
(ランニングの掛け声が「アイカツ!アイカツ!」のやつ)
したがってひとりではなかったので、ほんとうに久しぶり
そして久々の京都シネマです
四条烏丸にあるココン烏丸3階にあります
京都シネマは小さな映画館ですが、いつも人でいっぱい
割とコアな映画を上映しています
観てきた映画は「アドバンスト・スタイル」
ニューヨークに暮らすオサレなマダムたちが主人公です
マダムたちは皆、オーバー60
それぞれ個性的で、ファッションが大好き!
そんなマダムたちのスナップ集が出版されて話題になりましたよね
その映画です
全編ドキュメンタリーで7名のマダムが登場するのですが
まあとにかくみんなパワフル!
そしてカラフル!
ファッションに対して強い信念を持っていて
流行を追わず、自分のために自分の好きな服を着る
頭の先からつま先まで一切の妥協ナシ
そんな彼女たちのファッションをたくさん観ることができる映画
観ていくうち、わたくし、問題に直面します
―ファッションも観たいが字幕も追いたい―
わたくし、昔から映画が少し苦手
映像と字幕を同時に見るのがへたくそなのです
そして映像ってこう、バーンと頭に入ってくる気がして
それも苦手要素のひとつです
自分にエネルギーが有り余ってるときはいいのですが
よく、映画に負けてしまうのです
結論から言うと、今回も負けました
しかも大負けでした
いや、映画はおもしろかったんですよ!
(ここ強調!!)
ただわたくしのほうが弱く、
画面を伝わって彼女たちのパワーに圧倒されてしまいました
帰りにココン烏丸の地下でラーメン食べて帰ろうと思ってたんですがね
とても食べられるほどの元気が残っていませんでした
スクリーンから精気、吸い取ってないですか、マダム
ともあれ
自信に満ち溢れている女性って美しいです
年を重ねることになんの抵抗もない
むしろ楽しんでいる
わたくしもそんなふうになりたいと願うばかりです
彼女たちは映画の中で数々の名言を残していたんですが
わたくしが特に印象にのこったこと
ふたりのマダムが話していて、そのうちのひとり(確か80歳くらい)が
「わたしはまだまだやりたいことがたくさんあるの。
いろんなところへ行きたいし、もっともっと勉強がしたい。
欲深いの、わたし」
するともうひとりのマダム(確か90歳超え)が
「わたしは彼女とは全く逆なの。
たくさんいろいろな経験をしたし、うれしいことかなしいことたくさんあったわ。
だから今のままで充分。どこへも行かないわ」
これが若い女性の会話だと、
相手を論破しようといざこざが始まりかねませんが
90歳超えのマダムが続けて
「だから素敵なの!
あなたとわたしは考え方がまったく違う。
それってとっても素敵なことだと思わない?」
ああ、なんて人生を楽しんでいる方々なのだろう
いいなあいいなあと思ったのでした
とにもかくにも、最後まで心奪われるファッションセンス
そんなマダムたちは話す言葉もなんかオサレ
これってほんとにドキュメンタリーですよね?
マダムたち、女優みたい
自分のために自分の好きな服を着る、それが人生
流行ってるからとか
オサレな人が着てたからとか
そういうのいったん忘れて
本当に自分が好きなものはなんなのか
似合うものはなんなのか、考えさせられる映画でした
そして映画館からの帰り道、
しゃんと背筋を伸ばすよう意識して歩くわたくしなのでした
ずっと迷ってたけどやっぱ写真集も買おう
『Advanced Style』
そんでジャパニーズ版もやっぱ買おう
『OVER60 Street Snap』
この映画を言い訳にして、これからも買い物をしよう
もうすぐ夏のバーゲンですね☆てへぺろ☆
0 件のコメント:
コメントを投稿